あいさつと研究内容

 

 新年明けましておめでとうございます。共同研究者の皆様にとっても良い年となることを祈念します。さて6年間の寄附講座も残すところあと3ヶ月です。2012年4月当時を思い出すと、時の流れを実感すると共に、人間の成長に驚かされます。私の知識も格段に増えましたし、ラボメンバーの知識・技術力も格段に上昇しました。私の理解が及ばない解析や技術が、ラボで行われている研究になだれ込んでくる状況で、慶應で言うところの半学半教でなんとか追いついていっているところです。


 4月からは寄附講座としての形態はとりません。精神神経科にあまたある研究室の一研究室になります。私自身の去就については全く計算できない状況でありますが、私を受け入れてくれる大学・研究所を求めてラブレターを書き続けます。それまでは大学の准教授として与えられた仕事を精一杯行いながら、ラボメンバーと全力で研究に取り組んでいきます。


 昨年の夏から、認知症・高齢者ケアチームという医師、ナース、PSW、OT/PTの他職種から成るチームに配属され、病院内をラウンドし、カンファレンスを行っています。超高齢社会を診療・経営の側から見る機会を与えてもらいました。そしてこれは今後の脳科学の方向性を考える良い機会になっています。また精神科以外のことがほとんど分からなくなっていたので、他科の最先端の治療に触れることは刺激になります。


 さて、研究です。抱えていた論文を吐き出した効果もあり、2017年は論文を量産しました。神経活動を観察して操作するというオプトジェネティクス本来の使い方が身についてきたと実感できます。阿部欣史さんの合流によってMRI研究が飛躍的に進むと思います。構造と機能という生物学の大きなテーマに我々独自の切り口で(そこにはMRIが飛び道具として入るのですが)取り組みます。研究が楽しいと思えるから研究をしているのですが、日々実に楽しい。そんな人生に感謝です。





あいさつの最後に変わらぬ研究室運営のモットーを3つ。

1. Beauty is truth.
2. 研究は楽しくなければならない。楽しくない研究はするな。
3. 共同研究者から学ぶ。




2017年のラボ10大ニュース

1. 阿部・吉田のダブル学振ゲット
2. 一流紙(Nat Comm, J Neurosci, Curr Biol)に木村三部作を掲載
3. 木村生ロス、河野晏奈ゲイン
4. 三菱財団採択
5. Michael Drewが来た
6. あっぱれ、水口くん(プリンストン大学大学院入学)、伏木さん(コロンビア大学Costa Lab就職)
7. 西村君がおもしろいことを始めた
8. 満倉研定期ミーティング
9. 内耳の仕事まとまる
10. Manalさん、Muhammedくん研究開始

 

過去のあいさつ